2021/08/11
大掃除をしていたら出てきた、過去の走り書き。
ある日の新聞の投稿欄に『満足を超えた感動を与える仕事』と題して書き綴られた内容は数年経った今でも鮮やかに思い出される。
幼い子を持ち、第二子を妊娠中のお母さんの投稿だった。「幼い子供の為にディズニーランド旅行を計画したものの、妊娠中の自分の体調が悪くなり、旅行をキャンセルしなくてはならなくなった。自分の体調管理の悪さからからのキャンセル、当然キャンセル料を覚悟して航空会社へ電話をした。すると、航空会社の丁寧な対応で診断書があればと言う言葉に安堵の気持ちで電話を切りかけた時、更に付け加えられた一言「次回、ご家族４人でのお越しをお待ちしております」
このお母さんは、その一言に満足を超えた感動を貰ったとその素晴らしさを讃えられていた。
接客業を生業とする美容室、自分の仕事の在り方を考えさせられる出来事でした。
自分のしている事は満足を超えた仕事が出来ているだろうかという思いが占めていた数日後の母の日、家族で外食を済ませた帰り道に立ち寄ったコンビニでの出来事。
私は少し多めのパンとドーナツを買ってレジに立った。レジには若い高校生くらいの女の子が２人。その女の子達の気持ちの良い返事と笑顔が素敵で「ここのドーナツは大好きなのー」と、私も笑顔でおしゃべり。気持ちの良い対応に満足して家に着いた。
沢山買ったから一部は冷凍保存しよう、その為には１個１個ラップで包もうと袋を開けた瞬間目に飛び込んできたのは、綺麗に入ったパンとドーナツ。私が買った物が一つ一つ丁寧に袋に入っていたのは勿論、袋が大きければ袋の中で食べ物が動かないように綺麗に折り畳んであった。
そして、レジでの風景が思い起こされたのです。
買ったパンの一つに、柔らかくて潰れそうなパンがあった。そのパンを1人の女の子が両手で大事そうに持っていた。もう1人の女の子が丁寧に袋に詰めてくれて、そして最後に柔らかくて潰れやすいパンを慎重に一番上に乗せていてくれた事を。
まさに、満足を超えた感動を貰った瞬間でした。
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